苔生す川
土曜日は遠方の釣り友と新たなる出会いが重なり、苔生す川へ。
今シーズン初のシングルハンド、ドライフライシーズンの始まり。
森に囲まれた清い水の川、底石も磨かれアチラコチラがポイントに見える。
陽が高くなると雲も千切れ、雑多な虫たちが飛び交う。やがてライズが・・・
押しの強い流れで水生昆虫を飽食した虹鱒は、簡単にはよせられなかった。
どこからか一斉に沸いたかのようにライズが頻発する。私ももう一つ頂く。
核心部でのライズを取ったり切られたりで、さらなる出会いを求めて上流へ向かう。
河畔のアチラコチラに初夏の情景。釣り欲が満たされると体が疲労を感じ始める。
帰りの時間も考慮し、まだ陽が高いうちに車に戻ることにする。
帰りに通った核心部で小さなライズが見えた。何人かでひと流ししたが無反応。
皆、下っていき、最後になったSさんに「下りますよ」と声を掛けに戻った。
Sさん、「良いライズ見ちゃった」という。何々と一緒に狙ってみたが出ない。
「もうダメか」とSさんが下る。自分は最後にチェルノ・アントを結んでみた。
「デカニジならもしかしたら・・・」と数投すると・・・、
最後の最後に出た重量感は虹鱒ではなくアメマス。
取りこみに時間が掛かったのは流れのせいではない、夏のアメマス。
いろいろな出会いがくれた楽しい初夏の一日に感謝。
同行の皆さん、ありがとうございました!また、どこかの渓を一緒に釣りましょう!