最後のアメ

道東にもやっと春の気配、朝日も少し霞むような暖かな空気。

先日、手元に届いたスペイサイズのリール、「TTコラボ2」を携え湿原河川へ向かう。
人の気配は無く、アメマスの活性が上がっていればイイ釣りになるかも!と想像、空想。

NEWリールのドラグを試すような大きなアメマスには出会えない。
それでも遅い春の陽光に照らされ、プレートの濃紺が淡い艶を醸しだす。

道東生活の最後を飾るビッグワンを期待したが、午後近くなるとアタリすら無くなった。
まだまだ修行が足りんと言われているようで、いつかまた釣り旅で訪れたいと強く思う。

最後の温泉は標茶町の温泉「ホテル・テレーノ」をチョイス。
いつかまたの釣り旅の宿の候補。ちょっと古いけどお湯がとってもイイ!

冒険しない自分、最後の釣行の夕食は、やっぱり弟子屈ラーメンで!
もうしばらく食べられないかと思ったけど、道央にも何店舗かあるね。

お寒い日曜

3月の中旬だというのに、朝の最低気温は家でマイナス14度、現地7時でマイナス11度。
途中の峠からは屈斜路湖の湖上に出来た雲海が見られた。完全結氷しているのに不思議。

現地では前日の足跡も少なく、魚が居れば結構釣れるかも・・・、と淡い期待。
1箇所目で渋いアタリをうまく掛けた。気温が上がればガツガツ来るかな?

ところが全然。ルアーの人も少ないので何箇所か柳の間を叩いてみたが底を釣るだけ。
忘れたころにアタるのは50に満たないスリムな魚体。食い付くではなく吸い込むアタリ。

いつもの倍は歩いたけれど、魚も、出会う釣り人もいつもの半分以下。静かな湿原。
曇り空からチラチラと雪が舞い降りてきた。もう触れるような反応すら無くなった。

今日はスノーシューを使ったけど、帰りはベタ雪でいつもの倍は疲れた感じ。
スノーシューじゃなかったら10倍くらい疲れたかもね、気分的にもそんな感じ。

予定ではササッと2ケタ釣って、サッサと温泉に浸かる予定だったけど、結果半分。
時間的に温泉は諦め、ポイントで弟子屈味噌ラーメン。4月から弟子屈本店値上げ。

弟子屈ラーメンのスタンプ、5個で餃子、10個でラーメンサービスなんてかなりお得!

ドカンとガツン

今週も先週と同じく湿原の釣り、水面に陽が当たり出す時間にスタートフィッシング。
気温も先週と同じくマイナス2桁、ガイドの氷を融かしながら早々に1匹目、でも続かない。

先週より水位は低く、釣りやすいけどフライの根掛りも多い。フローティングに替える。
フライやティペットを付け替えたり、氷を取ったりの我慢の釣り、場所換えしてやっと2匹目。

10時半ころになるとガイドの氷も気にならなくなった、少し暖かい感じがする。
キャキャキャキャキャと上空を旋回するオジロワシ、釣れなくともイイ気分!

40センチ前後のアベレージサイズが幾つか釣れると次にサイズが欲しくなる。
もうダメかな?と場所移動を考え始めたときにドカンとここ最近で1番の重量感。

6センチのスメルトフライをガッチリ食った66センチ、若干の出血がある。
出血が止まって泳ぎ出すまでやや5分くらい掛かった、手にシビレる冷たさが残る。

遠くから汽笛が聞こえてきた。ジッポカイロをポケットに入れ、手を温めながら森を散歩。
SLは速度が出ているとあまり煙が出ない、出発時か登攀時でないと絵にならんねぇ。

戻ってその後サッパリ反応が無く、他に竿を振れそうな場所を探すと1箇所あった。
結構良いサイズをバラしたあと、フライを変えながら探るとガツン!と理想的なアタリ。

小さいのも数本出て、もう止めよう、次止めようの未練タラタラキャストにガツン!
リリース後も未練キャストは続いたが、ガイドが少し凍り始めたのでいよいよ終了・・・。

定番の弟子屈ラーメン、今日は「魚介しぼり醤油」です。
スタンプ10個貯まって、1杯タダになるからもう1回は行きたい、湿原。

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