楽しくも悲しい日
早朝はまだ暖かかったが、時間とともに冷たい風に変わる。
霧が立ち込め、太陽の気配を感じないなかでもアメマスは釣れる。
指先の感覚も薄れ、足の付け根も魚とのファイト中に攣る始末、寒い。
寒さのせいではないけれど、やっと出た60半ばを浅瀬に寄せるときにロッドにトラブル発生!
ロッド交換のため一旦車に戻り、再びポイントに立ったときにはすでに魚の反応は薄れていた。
その後、知り合いの一団とお別れし中間ポイントで逆流する流れのなかで釣る。
散発ライズを狙って散発的に釣る、67を頭にいろいろなサイズを7本ほど。
上げ潮止まり以降の夕まずめに期待したが、ウロウロしている最中に両足のふくらはぎが攣る。
老いたスポーツ選手のように体の衰えが気力を奪い、潮が止まる前に釣り場をあとにした。