奇跡の1匹?

道東のアメマスがいる河川各所、4月はその河口部が釣り場になるところがほとんどだ。

数日前の雨の増水が残るが、目指す河口はどちらかというと潮の干満で水位が変動する。

増水が気になるが、もう夜のうちから移動してしまっている。さすがに諦め気分の濁り。

透明度20センチ・・・、地形も大きく変わりずっと遠浅。次の釣行のため、観察、偵察。

砂浜を歩いていくと沖でライズ。地形見えないけど恐る恐るウェーディング、これまた遠浅。

さすがにライズ地点はギリギリ、同じ立位置から投射位置を変えながら十数投目でドッカン!

格闘すること数分、何度も水面でゴボゴボやるもんだからフッキングが心配。

近くに寄っても濁りで口元が見えないので、強引に寄せることが出来ない。

魚を上流に寄せると水の抵抗で重いので、一旦上流側に泳がせ、下流に寄せる。

無事、ネットイン!

岸際は砂と泥だらけで困っていたら、一箇所湿原の水が落ち込んでいる場所を発見。

撮影、計測後、濁った川にリリース。濁りのせいか背中のグリーンがやけに鮮やかに見える。

その後、周辺を細かく探ってみたけど、反応やライズ、ボイルも無し。奇跡の1匹だね。

潮が下げ止まったのか流れも緩くなり、地形の状況は何となく分かったので終了とした。

サケ稚魚を追い海に出るには必ずここを通る。浸透圧調整もあるのでスグには出ないはず?

問題はどこに留まるか、だ。それがフライの届く範囲かどうかは、次回の釣行で分かるだろう。

12hours

23日、6時30分現着、気温2℃。駐車場にはすでに10台くらいの車。
7時前の渡船は私ともう一人。先行者は一人だけという北大島へ向かう。

風は弱いが午後には北の風5~6mの予報。それまでにアメマスでも釣れれば・・・。
そんな甘い期待とは裏腹に絵葉書のような素晴らしい景色を楽しむ時間を過ごす。

ベタ凪とさざ波を幾度となく繰り返す。きっとどこに移動しても同じだな。
水没したボサ周りでやっと小さなアタリを感じる。30センチほどのアメマス。

北大島の西側(船付け場)はユスリカが多く、そこにはワカサギもたくさん見える。
ワカサギの群れも大きくて1群で100~400くらいか?きっとその沖には・・・?

午後になっても風は強くならず「今日はハズレだったか?」と思い始めた16時過ぎ。
風は弱いまま、向きが前浜方向から吹きだした。正面からの風が幾分強くなったかな?
そう思うとボサ周りでアメマス、次の数投目にまた軽いアタリ?そしてズッシリと沖へ!

フッキングはしっかり出来なかったけど、魚自体の方向転換でしっかり掛かった様子。
あとはボサに絡まないようにだけ注意をしたけど、たぶんこっちは必死、そして・・・。

16時20分過ぎの出来事。60ちょっとと若いイトウなんだろうけど私にはもう充分!
写真も2枚ほどササッと撮ってメジャーをパッと充てて、すぐさまリリース。そして感慨。

その間に風は強くなり期待感はグっと増したけど、19時のお迎えまで何も無し。
風の変わり目がくれたワンチャンスに感謝。きっと今回が自分にとっての朱鞠内元年かもね。

曇り時々アメ

28日早朝、曇り、微風。気温は何℃だろう、気にならないくらいの気温。

昨日と変わらない濁り、それでも水面を割って暴れるアメマスと対峙したい。

昨日と同じ、忘れたころにガツッとアタる。濁りの底に向かってロッドを絞り込む。

良くて50ちょっとの大きさだけど、フックを外すまでに相当の水を掛けられる。

潮止まりの9時ころまで、昨日と同じ感じ。だけど今日は最後までアメマス!

車に戻って遅めの朝食は、厚岸駅前で買った「かきめし弁当」、うまいッス。
サイコーのGW前半戦の旅は、アメマスの有り難さを再確認出来た旅となった。

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