半年前の小さな願い

気象庁の長期予報通り、今年の秋は長い。平地での初雪はまだ。

それでも確実に冬は近づいている。朝の冷え込みを踏みしめながら。

8時前に湖岸に立った時は凪だったけど、陽が高くなると上流へ向かう風。

ダムの放水も止まっているせいか、流れはなくむしろ上流に流れてる感じ。

ここでは他に釣り人が居ないので、あちこち歩いて探るが無反応。

風は少しずつ強くなる。湾状になっている風裏っぽいところに葉っぱ。

よく見ると小さな魚がいるみたい。見えないけれど粘ってみる。

モチャモチャとフライに絡みつくようなアタリは小さなアメマス。

30センチ台は黒いお疲れアメ、元気なのは20センチ無いチビ。

コイツを追いかけるような本命が来ないかとアチコチ投げて引っ張る。

ラインを引いて次のキャストに入るため、最後にロングストローク。

するとクッと一瞬引っかかった感じ。切り株?と同時に横に走る。

前にも似たアタリを経験、今回はフッキング出来た、と思う。

とにかく右に左に走る。重たくて引っ張り切れない。無理出来ない。

ネットを忘れたので、少し岸にズリ上げ。それほど大きくないが本命。

うれしいけど早めにリリースしないとね。パッと測って尾叉長53。

それにしても、4月にヒットした時と全く同じ感じで出た。岸際3mか。

いつか釣りたいと願って、半年で出会えてラッキーだった。

その後、その周辺でチビアメを追加してお昼。一旦車に戻る。

出来るだけ協力しないとね、主だったポイントにある看板。よく読もう。

昼食後、もう一か所入ってみようと思ったけど、今日はもう十分かな。

お気に入りのハード系のパンをコーヒーで流し込む。秋晴れのよい天気。

午後からは雲が出てくる予報。ここで納竿とし、気持ちよく帰ろう。

途中、上富良野の吹上温泉に寄ったけど、標高1000m以上は雪景色。

そろそろ2018シーズンもゴールが見えてきたね。好天を願うよ。

 

貯水位:335.28m

弁天様のお恵み

今週は土日自由なんで遠征。やっぱり今時期は朱鞠内湖が旬かな?

金曜日、夜10時に家を出て途中眠くなったら3時間ほど寝て朝4時着。

そんな予定を立てたけど、北竜の道の駅で4時間寝てしまった。

現着すると既に朝の渡船は概ね終了したもよう。船待ち人はゼロ。

貸しボートの時間まで待てないので、聞いてみると渡してくれるとのこと。

準備して5時前に出港、弁天島は無人のようなので、そこでイイや。

弁天島の南側は一人では充分すぎる広さ。のんびり気ままに過ごせそう。

勝負は風が出てからと考え、2、3見えるライズは追いかけないようにした。

斜め45度に投げては歩くを繰り返し、開始20分で水面炸裂!

アメマスに比べると重量感が全く違う、無理するとフック伸びそう。

結構な型を予想したけど、水面を割ってみるとそうでもない。

手前5メートルラインを右に左に走り、潜る。5分程ファイト、キャッチ!

尾叉65センチのMy記録更新。それよりも太さが凄い。重いわけだ。

寝坊して、空いていたのは近間だけ。その中で弁天を選んで正解。

65でもこの太さでは結構ハラハラさせられた。

この体型でメーター近いのが掛かったら、果たしてキャッチ出来るだろうか?

要らない心配しちゃうわ。

さあ、朝一で釣れて複数安打出るかと期待したいところなんだけど、

2年前も同じことがあって、結局単発に終わったので今回は気にせず。

その後、6時ころに小さなアメマス。サクラマスが釣れたら3種制覇か?

そんな思惑をよそに釣れない時間が続く。南西風が吹き波立ってイイ感じ。

水温は9度、気温はわからないけど爽やか。申し分ないコンディション。

途中、眠たくなってシラカバの下で寝てたら赤アリの襲撃で目覚める。

次に水際で寝てたら、また赤アリに襲われて痛くて痒くて寝られない。

これは、寝てないで釣りせよ、ということなのか?

魚の気配はなく、昼ごろと17時ころに35センチくらいのアメマスが1匹ずつ。

岸際にはワカサギがたくさん群れていて、今にもボコッと来そうだけどねぇ。

西の山に陽が沈み風も止んだ。それでも魅力的なボイルは起きない。

18時30分を過ぎて、撤収の船が動き出す。自分も撤収準備に取り掛かる。

遠くのポイントからMAX Fishermanたちを乗せて最後にこの弁天島へ。

前浜に戻るとやっと薄暗い時間となる、そうなると急に腹が減ってきた。

士別か旭川で夕食と考えていたけど、ガマン出来ずレークハウスに聞く。

ひとりなら今からでも何とかなるということでおまかせ丼を注文しておく。

ついでにお風呂にも入って、上がったころにちょうど食事OK。

おまかせ丼というから、てんや物かと思ったら今日は焼カレーライス。

食後、急速に眠くなり幌加内の道の駅でダウン、歯磨き後即寝。

次の日は朝だけかなやま湖を見てこようと考えていたけど目覚めが5時。

もうダメねと、車の中を片付けつつ帰宅するしかない。

そう思っていたら、北竜温泉で朝風呂営業をしていた、ラッキー。

のんびり贅沢に休んで、ゆーくっり車を走らせ、昼少し前に帰宅。

家で釣り道具を片付けながら、次の遠征をイメージ。

来週は運動会もあるので1週は釣りは休み。その後はどうなる?

12hours

23日、6時30分現着、気温2℃。駐車場にはすでに10台くらいの車。
7時前の渡船は私ともう一人。先行者は一人だけという北大島へ向かう。

風は弱いが午後には北の風5~6mの予報。それまでにアメマスでも釣れれば・・・。
そんな甘い期待とは裏腹に絵葉書のような素晴らしい景色を楽しむ時間を過ごす。

ベタ凪とさざ波を幾度となく繰り返す。きっとどこに移動しても同じだな。
水没したボサ周りでやっと小さなアタリを感じる。30センチほどのアメマス。

北大島の西側(船付け場)はユスリカが多く、そこにはワカサギもたくさん見える。
ワカサギの群れも大きくて1群で100~400くらいか?きっとその沖には・・・?

午後になっても風は強くならず「今日はハズレだったか?」と思い始めた16時過ぎ。
風は弱いまま、向きが前浜方向から吹きだした。正面からの風が幾分強くなったかな?
そう思うとボサ周りでアメマス、次の数投目にまた軽いアタリ?そしてズッシリと沖へ!

フッキングはしっかり出来なかったけど、魚自体の方向転換でしっかり掛かった様子。
あとはボサに絡まないようにだけ注意をしたけど、たぶんこっちは必死、そして・・・。

16時20分過ぎの出来事。60ちょっとと若いイトウなんだろうけど私にはもう充分!
写真も2枚ほどササッと撮ってメジャーをパッと充てて、すぐさまリリース。そして感慨。

その間に風は強くなり期待感はグっと増したけど、19時のお迎えまで何も無し。
風の変わり目がくれたワンチャンスに感謝。きっと今回が自分にとっての朱鞠内元年かもね。

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