4月, 2010

ちょっとだけよ・・・

寒かった4月もあと数日、この日も春を感じさせない灰色の朝。1時間圏内の河口へ。
今にも降りだしそうな雨は釣り場に着くと降り始めた。弱い風はすぐに強くなった。

  

今日は大潮で下げの時間だがすでに一度下げ止まったようで流れがない、でも散発ライズ。
40センチに満たないサイズを2尾ほど釣ったあと流れが出始めた。小さなライズが多発。

風が強くしっかりターンさせてくれない。風の弱い時の真直ぐキャストでポツポツ釣る。
サケ稚魚は見えないがストリーマをリトリーブして次々と30センチ台を釣っていく。

  

流れが今ひとつ弱くスイングでは釣れない。干潮は9時半頃で8時半にはライズ畑になった。
しかしフライには全く無反応になった。ちょうど9時くらいに風も強烈になり釣りも潮時。

15尾くらい釣れ、そのうちの2尾は50オーバー。コンディション良くかなり走るアメマス。
機会があればもう何度かは竿を出してみたい。次は天気の良い日にあたることを祈りたい。

  

5週目の厚岸

5週目の厚岸、いつもより早く6時前に着いたがやはり結構な人。浅くなる付近で開始。
沖にライズが見えるがユスリカを捕食しているようなモコッと音の無い”ライズ”。

一応サケ稚魚系ストリーマで2尾釣れたので、流れが出ればイイ釣りになると算段。
しかし、9時前まで全く反応無し。釣れているのもかなり狭いポイントのようだ。

 

一旦車に戻り、昨晩あまり寝ていなかったこともあったので、昼くらいまで寝ることにする。
しかし国道沿いではトレーラーの振動もあって、1時間半ちょっとで目が覚めてしまった。

それでも満潮を過ぎたので、午後には流れが出ると読んで再度河原に立った。
釣り人も少なくなった14時頃から流れも出て、朝に釣れていた場所が空いたのでそこでトライ。

天気予報どおり南風が強く雨も降り出した。雨はミゾレになり氷になりアラレになる。
厳しい状況になったが「今シーズン最後の厚岸」との思いが気持ちを線路に向かわせない。

 

真横に投げて沈めて45度角に入ったところでリトリーブ、岸際近くでドカン。
典型的な小魚の群れを襲う食い方。でも型は35~45くらい。デッカいのはもういないのか?

小さなアメマスを2桁釣ったところで岸際のフライを食い上げるようにドッカンと出た1尾。
狂ったように水面を暴れ、走り、ジャンプ!今週も出てくれた60オーバーは精悍なオス。

 

その後最下流の様子を見に行ったが、魚の気配も薄くチビアメ2尾だけ。元の場所に戻る。
そこで2尾ほど追加したが、スレきったのかショートバイトを経て反応も無くなった。

厳しい5週目だったが厚岸の釣りも今日でひと幕、見上げると正面に薄っすらと虹が掛かった。
ちょうど最下流ポイントの上流から最下流までを覆うように掛かる虹をしばし見とれていた。

 

帰りには道の駅・コンキリエで新メニューの「かきぶた合戦丼」をいただき、アサリをおみやげに帰路に着いた。Kさんにも帰りがけにご挨拶できた、ありがとうございました。

のどかな風景を見ながら楽しめる厚岸湿原、別寒辺牛川の春の釣り。
水温はまだ5度前後と例年になく低いのでGWも楽しめると思います。
お帰りにはコンキリエのレストランで美味しいカキメニューを堪能するのもオススメです。

 

カキを使ったメニューが多いのでカキが好きな人は少し迷うかもしれません。
レストランは展望も非常に良くて、お膳を待つ間も全く退屈しませんでした。
ありがとう厚岸、厚岸の皆さん、そして別寒辺牛!ますますハマッて行く自分を感じた1ヵ月でした!

厚岸の春

厚岸にようやく春が来た、釣り人視点での話ではあるけれど・・・。

6時過ぎに現地に着くとすでに駐車スペースは無い状態、少し離れての駐車。
一つ目の橋付近から釣り人が並び入るスペースは無し。浅くなる付近でスタート。

自分の下流には誰もいないのでワンキャスト、ワンステップダウンで探る。
ファーストヒットは50後半の元気なアメマス、今日は爆釣間違いナシと感じさせる1尾。

  

しかし、その後は続かずさらに下流へ移動。水位も急速に下がってきて流速も上がる。
周辺に魚はいるようだが30センチ台後半がアベレージ。チビアメワンダーランド状態。

やがてフライを見飽きた魚たちはハッキリとした反応を示さなくなる。
ある一時だけライズを伴って流れの中心を上がってくる群れが近寄ってきた。

小刻みなリトリーブにドッカリと乗ったアメマスは鈍重な首振りを繰り返す。
子アメ釣りに慣れてしまい、少し取り込みに時間の掛かったアメマスは60を超えるイイ魚だった。

  

その後も型は上がらず、35センチ前後のアメマスがポツポツ釣れる程度。
顔見知りの方たちに一声掛けながら昼には撤収しようと考えていたけど、結局少しずつ上流へ上がりながらポツポツと釣り上げていく。気が付けば午後4時を過ぎていた・・・。

  

サケ稚魚は薄いようで、カケアガリ付近で刺激的なボイルを見ることは出来なかったけど、いろいろ工夫と偶然を噛み合わせて良サイズも釣れたので、今日もまた満足!

来週からGWまでは、遅れてきたサケ稚魚でドッカンドッカンかも知れないと希望的観測でニヤけながら、真っ暗で見えない屈斜路湖の横を通って我が家へ向かった。

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