11月, 2009

夕陽が消えるまで・・・

今時期にしては暖かな十勝地方の朝、ガイドは凍らない。水位も下がり期待大。

今日の満潮は11時半ころなので午前は茂岩より上流で釣る、敵になりそうなのは風かな?

流れの緩やかな深瀬では渋い反応が時々返ってくるだけ、50オーバー1尾に、あとはチビ。

SPB280005 SPB280010

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午後になっても好転の兆しはなく、思い切って夕方に良型一発を夢見て移動、下流へ。

旅来の大カーブ付近は風が当たっていい波が立っているが水中は同じ、ショートバイト。

薄暗くなるまで、指先がしびれ出すまで粘ったが、40センチ前後のを何尾か釣って終了。

SPB280013 SPB280014 SPB280020

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今週も厳しい一日だったが、お世話になっている人たちと話も出来たし、見知らぬ人とも心地よいお話しが出来たし、惨敗を感じさせない一日だった。厳しさもまた釣りの楽しさなり。

ほんとうに十勝川を訪れる釣り人は良い人ばかりです。勉強になります!

道東アメマス・サッと沈めて・・・

3連休最終日の23日、ドライフライでアメマスを狙おうと某氏とアメマス川へ。

朝は快晴で昨日と同じ穏やかな天候なら期待大、頭の中はライズだらけ。

川原に到着し、イソイソと準備をし、ソソクサとポイントへ向かう。誰もいない。

まだ気温も上がらず、虫もいない。そのうちと思っていたら雲が出て冷たい北風が・・・

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魚の群れを探して少し歩くと倒木のある緩流帯にライズを発見、小さいけどね。

ハイフロートのソラックスダンのような#10のハックルフライで仕留めたチビアメ。

SPB230042

これは楽勝かと思い、某氏と並んで散発ライズを狙ったが現実は厳しかった。

午前中はししゃも並みのサイズが2~3尾釣れただけ。水面に興味ナイみたい。

それでも沈めない、魚は倒木の間にたくさんいる。大型は倒木の根の下にいる。

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一旦車に戻り、軽い昼食を取る。その間に北風は止み、日差しが出てきた。

虫が出て活性が上がることを期待したが、それほどでもない。ドライには厳しい。

水面の釣りは諦めソフトハックルを漂わせる、これが的中!ヌーっと引くとヌーっと乗る。

黒いボディの#12に反応が良いが5本しかない。倒木にも取られ品切れ、困った。

それっぽいフライにも反応したが、黒ボディの10分の1以下の反応だっ。量産だね。

SPB230048 SPB230046 SPB230045

虫の出が少なかったせいか、結局ライズも散発で厳しい内容の一日となった。

それでも、この釣りに慣れている自分は20尾以上の子アメと対面出来た。

ニジ釣りのエキスパートの某氏であったが、勝手の違うアメ釣りに苦戦を強いられていた。

慣れってある意味財産なんだと痛感。

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この日、日中上流へ1kmほど歩いたが、釣り人は皆無。魚群も見えない。

途中、お会いした方と話しても「ほとんど魚が見えない」とのこと。

今年のアメマス河川、魚は極端に少ないようです。まあ、こんな年もあるのかな、と・・・。

道東アメマス・ドーンと沈めて・・・

3連休の中日、友人のアドバイスを頂戴し、やや増水気味の十勝川へ向かう。

かなりの人が見込まれるポイントを避けつつ、それなりに釣れそうな場所に入る。

入渓地のずっと下流に人の列が見える、そこがポイントなんだろう。

その前にキャスティングのチェックも兼ねて、眼前の流れを探ってみる。すると・・・

SPB220014 SPB220015 SPB220021

ファーストヒットは35センチほどの虹鱒、そして次は同サイズのアメマス。

今日のティップはT-11を選択、フライも2グラムのイントゥルーダーをチョイス!

全くキャスティングは不安定だけど、下流へ向かいakiさんと合流。

長~いランは14フィートでは心細いが、水紋が広がる手前を重点的にトレース。

基本的なことだけど、しっかり真っ直ぐターンさえすれば、スイング中にモゾモゾ・・・グン!

流れが重いのでグン!の瞬間は”良型”を予感させるが、次のプルプル感でちょっと脱力。

それでも午前中は、チビっ子サイズが2桁を超え、心地よい十勝晴れと相まって気分良好!

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午後は下流で苦戦を強いられていた”班長”一団と合流し、二手に分かれてアメマスを狙う。

たくさんのルアー、フライ見たためか、午前中より反応が悪い、ショートバイトが多い。

数少ないアタックを幾つか仕留め、陽が落ち始めたころにヤツは来た、来たのである。

SPB220030 SPB220031 SPB220033

明らかに大きな振幅、逆転するリール、久しぶりの感触にいつもどおり腰が引ける。

ほとんど諦めていたなか、無欲の1尾は66のオス。

ずっと小さなサイズばかり見ていたので「70超えた」と思った1尾。

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その後、Bさんとこのポイントの最後の釣り人になるまで粘ったが状況変わらず。

陽も落ちて冷たい乾いた風が強く感じられるころ、河畔の森を抜けて駐車場へ戻る。

班長一団と再会の約束をし、Bさん号が堤防道を越えるのを見届けた。

釣り友のアドバイスに助けられ、今日の楽しい一日があった。

「感謝だなぁ」と小さくつぶやき、上を見上げると研ぎ澄まされた夕空に小さく微笑む月を見た。

SPB220036 SPB220037

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